馬場咲希 全米女子アマチュア選手権優勝
2022/08/15
17歳の馬場咲希が、8月14日にワシントン州ユニバーシティープレースのチェンバーズベイ(パー73)で行われたマッチプレーの決勝で、モネ・チャン(カナダ)を大差で下し優勝した。これは、日本人選手としては、服部道子以来の37年ぶりの優勝だそうだ。日本のテレビのインタビューに答えて、「全米女子オープン、全英女子オープンに出場できる。やばい。」と言っていた。今どきの高校生だ。やばい。
馬場は父親の勧めで5歳からゴルフを始めた。2021年の東京都アマ選手権優勝。今年の6月の全米女子オープンではプロでも厳しい予選を通過して49位になっている。7月の全米女子ジュニアでは32位だった。
更に驚いたのは、馬場の出身小学校、中学校を知った時である。わたしが住むところの目と鼻の先にある小学校、中学校ではないか。驚。きっと近くに住んでいる、あるいは住んでいたに違いない。
馬場は試合中ギャラリーの前でも全く緊張しないらしい。馬場のキャディを務めたボー・ブリュシャート氏もインタビューの中で、「冷静さ、落ち着きが素晴らしい」と称賛している。身長175cm。体格も度胸も規格外の大物出現か。
規格外と言えば、大谷翔平も思い浮かぶ。身長193cm。大リーグ選手たちと一緒にいる映像でも、更に抜き出ている感じがする。体重102kg。それでいて重さを感じさせない走りで盗塁をやってのける。周知のとおり、大リーグでの二刀流、二桁勝利、二桁本塁打はベーブルース以来104年ぶりの快挙である。
日本の若者たちは頑張っている。想像を超える努力をしているに違いない。2020東京オリンピック・パラリンピックでも、スケートボードで10代がメダルを獲得したのをはじめ、多くの若者たちが大活躍したことも思い出す。2022北京オリンピック・パラリンピックしかり。
日本社会の停滞が言われ続けている中で、若者たちの活躍はやはりうれしい。元気を与えてくれる。スポーツでの活躍はマスコミの話題になることが多いが、ほとんど話題にならない学術の分野でも若者たちが活躍していることを信じたい。若者たちが、それぞれの持てる力を遺憾なく発揮できるような社会にしていくことが、大人たちの務めである。