庭の芝生

狭いながらも庭に芝生を植えていた。2年前に芝生用の除草剤を撒いたところ芝生も一緒にほとんど枯れてしまった。説明書によると夏に撒いてはいけないとある。撒いた量もいい加減であった。芝生も夏バテして弱っているらしい。

昨年は庭の手入れに身が入らずそのまま放置していたのですっかり雑草だらけの庭になってしまった。これではいけないと心機一転、今年は芝生を復活させようとしている。

先ずはできるだけ雑草を減らそうと思い、手作業で雑草をむしり始めた。芝生用除草剤には懲りたので撒かないつもりだ。それほど根性も続かないので、今日はこの部分だけで良しとしようという調子で、日々少しずつ草むしりをしている。目立つのはカタバミである。それからチドメグサ。これは名前が分からなかったのでネットで調べたのだが、傷口にこの草の汁を塗ると血が止まるのでチドメグサなのだそうだ。役に立つ草なのだ。カタバミもチドメグサも根が周囲に伸びて広がり繁殖力強しである。簡単に取れる葉の部分だけをむしって自己満足していても、2-3日すればまた生えてるじゃんという感じである。その他に、タンポポ、ドクダミ、メヒシバ、スミレ、などなど。スミレは可憐な花を咲かせるので引き抜くのがはばかられるであるが、ここでは抜く。

植木の日陰になるあたりにはコケが広がっている。名前は定かではないが、地面を覆うようなのはヤマゴケか。それよりもふさふさと丈があるのはミズゴケかもしれない。まあ日陰のこの辺りは芝も育ちにくそうだし、なるように任せてコケを生やしておこうと思う。

芝が生えそうもないと思われるあたりのミズゴケや雑草をむしり取るとその下に芝の地下茎が伸びていたりして、芝の繁殖力もなかなかのものだと感心する。雑草を抜いて土が出たところには目土を入れて芝が広がるのを期待している。むしってもむしっても出てくるカタバミやチドメグサと芝との攻防である。今年中に芝生の庭にできるかどうか。乞うご期待。

以上