梅干しを作った

家に梅の木が2本ある。1本は家の南側に、もう1本は北側に道路に面してある。2本とも15年程前に苗木を買ってきて植えたものだ。どちらかが白加賀で、もう一つが豊後だったかな。

南側の梅はほとんど実をつけない。つけても数個。途中で落ちて、残るのは1つか2つだ。一方、北側の梅は良く実をつける。100個以上なると思う。

この何年かは梅ジュースだったり梅酒を漬けてきた。作業が楽だから。基本的にガラス瓶に梅を漬ければ後は置いておけばいい。そうやって置いておいたら、4リットル瓶2つと2リットル瓶1つの梅酒が並んでいる。少しは飲まないと。ということで、今年は梅干し作りに挑戦することにした。

梅酒には青梅が良くて、梅干しには完熟の梅が適している。梅を収穫する時期が悩ましい。実によってばらつきがあるし、熟すのを待っていると実が落ちてしまう。だいぶ実を落としてしまった。もったいない。来年は木の下にビニールシートを敷いておこうかと思う。

黄色がかった実もあれば、まだ青いものもある。小さかったり大きかったり。ばらつきはあるが、とりあえず梅を取った。2リットル瓶2つに梅を漬けた。これぐらいの瓶の大きさが自分には扱いやすい。塩加減をネットで検索すると、梅の重量に対して10%~20%のようだ。できるだけ塩辛くしたくないと思い12%とした。と言っても大雑把にだ。

何かのイベントのグッズとしてもらったガラスの文鎮が都合良く2つあった。これを瓶の梅の上に重しとして載せた。カビが生えたり、腐ったりしないように冷蔵庫で保管した。

1か月経つと、梅酢も瓶の上の方まで上がってきた。丁度、関東地方の梅雨が明けたので、梅を天日に干した。ホームセンターには梅干し用の竹ざるが売られていたが、大きいし、使った後にしまっておくのも面倒だ。なので家にあった大きめのプラスチックの容器にキッチンタオルを敷いて梅を干した。

突然の雷雨に梅を取り込むこともあったが、室内干しも含めて3日間干した。完成。数えてみたら55個。味見してみた。新鮮な梅干しという感じで思いの他うまくできた。一言何かを言いたい妻が「塩辛すぎる」と言った。梅干しが塩辛いのは当たり前だ。この一言で済んだのであれば大成功だ。

以上