パリオリンピック
2024パリオリンピックが日本時間の8月12日に閉会した。世界ではウクライナとロシアの戦争、パレスチナとイスラエルの戦争。開会の直前にはフランスのTGV鉄道設備への放火事件があり心配されたが、無事にオリンピックが終了した。
日本選手団は金メダル20個メダル合計45個を獲得して海外オリンピックでの最高の成績を収めた。メダルを獲得した競技種目数の広がりもすばらしい。選手の皆さんお疲れさまでした。感動、喜びを与えてくれてありがとう。
選手の多くは小さい時に決意する出会いがあったのであろう。親の影響を受けた人もいる。スポーツに興味を持ち、その才能を開花させた。目標に向かう強い意志、集中力、忍耐力が無ければ続かない。あまりマスコミに取り上げられることもない馬術、ヨット、飛び込みなどでもメダルを獲得した。それぞれ自分が選んだ道で黙々と鍛錬を続けてきた。苦しみもあろうが、満たされた時間であったに違いない。
そんな選手の頑張りをまねすることはできないが、応援することならできる。日本選手のメダルに喜び、あと一歩の場面には悔しがる。誤審ではないかと熱くなる。それにしてもなぜ日本の選手を応援しながら一喜一憂しているのだろう。選手とは何の関係もないのに。あるのは、同じ日本人という思い込みだけだ。期待される結果に至らなかった選手に対するSNSによる誹謗中傷が多かったようだが、これも思い込みが強過ぎた心の問題だ。
選手同士も熱くなり口論になることがあった。そんな時、会場にジョン・レノンのイマジンが流れ、みんなが冷静さを取り戻したというエピソードがあった。心の持ち方が変われば直ぐにでも状況は変わる。でもそれがなかなか難しい。
オリンピック期間中、それぞれが自分の国の応援に夢中になった。無事に終えることができた今こそ、みんなで静かにイマジンを聞こう。ウクライナの人も、ロシアの人も、パレスチナの人も、イスラエルの人も。一緒に。
以上