大阪・関西万博

9月24日に大阪・関西万博に行ってきた。特別に行きたかったわけでもないが、20年ぶりに日本で開催された万博という触れ込みに引かれて行ってきた。開催期間は4月13日から10月13日までであり、今行動しないと、という時期だった。万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だ。

万博には予約しなければ入場できない。多くのパビリオンに入場するにも予約が必要だ。既にこの段階からネット社会に馴染んでいないと近づけない。お年寄りはどうしたのだろう。ここで諦めたお年寄りも多かったのではないかと思ってしまう。お年寄りの命は輝かなくてもいいのか。

自分もネットから予約したが、行きつ戻りつだった。予約しようとしているそばから予約枠が売り切れになっていく。結局確保できたのは、17時から入場できる平日券だった。後から気がついたのだが、17時から入場できる平日券は6000円。17時から入場できる夜間券は3700円。これっておかしくないか。払い戻しはできない。平日券が確保できただけ良かったと思い込むしかなかった。そしてまた、入場したら入場したで、現金は使えないすべてキャッシュレス決済の世界だ。

万博会場のシンボルは大屋根リングだ。NHKの番組ブラタモリの三十三間堂の回で言っていた。大屋根リングができるまでは、三十三間堂が日本一の木造建築だったと。この二つを同じジャンルとして比べていいのかとは思うが、大屋根リングもなかなかいいものだ。世界最大の木造建築としてのギネス認定だそうだ。

予約が必要なパビリオンには行こうとも思わなかったが、大屋根リングは1周した。2重、3重の周回通路になっていることで、かなりの入場者を収容しつつ、ぶつかり合うことも少なく周回させて会場全体を上から見せることができる。いい仕組みだ。

 万博に慣れたためであろう。日本で開催された過去の万博よりもメディアで取り上げられることが少なかったような印象を受ける。それでも最近、万博の黒字化が達成されたと報道されていた。大阪夢洲でのカジノを含む統合型リゾートについては議論のあるところであるが、万博が発展の起爆剤になってほしいものだ。万博に行ったことで、将来の発展に少し貢献したと思いたい。

以上